気候変動対策におけるロビー活動の重要性とは 英気候変動シンクタンクに聞く

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企業や業界団体によるロビー活動は、国や地域の政策に大きな影響を与える。英・気候変動シンクタンクのInfluenceMap(インフルエンスマップ)は、気候変動政策における企業のロビー活動を分析・評価する。同社・日本カントリーマネージャーの長嶋 モニカ氏に、ロビー活動の意義や重要性について聞く。

ロビーマップとファイナンスマップの2つのプログラムを展開

インフルエンスマップは、2015年に英国で立ち上がった独立系の気候変動シンクタンク。英・ロンドンに本社を置き、東京、ソウル、オーストラリア、ニューヨークなど、グローバルにオフィスを展開。金融やビジネスに関する気候リスクデータを提供しており、主にロビーマップとファイナンスマップの2つのプログラムを展開する。

なかでも、ロビーマップは、気候変動政策への関与を評価するプログラム。企業や業界団体の行う気候変動関連のロビー活動(政策関与)を評価し、オープンソースのデータベースとして提供している。同社のロビーマップ評価については、気候変動に関するエンゲージメントを推進する国際的な投資家グループである「クライメート・アクション100+(CA100+)」の対話ツールとして活用されており、同社は、CA100+の公式なデータプロバイダも務めている。

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