自家消費ソーラーカーポートを導入した花王 そのねらいとは
花王は、自家消費型太陽光発電設備として、同社和歌山工場に両面発電パネル搭載のソーラーカーポートを導入する。2022年9月に稼働開始予定(取材当時)であり、CO2排出量年間409トンの削減が見込まれる。国内の主力生産拠点として、再エネ導入やEV化に向けて、どのような戦略を掲げているのか。和歌山工場の河本 正太氏と大部 督氏に聞いた。

補助金活用でソーラーカーポート導入両面発電パネル採用で発電効率をアップ
「きれいを こころに 未来に」をコーポレートスローガンに掲げ、清潔・ 衛生・健康・美容の領域を中心に私たちの生活に身近な多くの製品を世に送り出している花王。その主力工場として中核的な役割を担うのが、和歌山市内を流れる紀ノ川河口南部に位置する和歌山工場だ。
今年で創立80周年を迎える同工場は、約53万m2と東京ドーム11個分の敷地面積を誇り、生産量は年間80万トンと国内総生産量の半分を占める。約2,000人の従業員が働き、ハイジーン&リビングケア、ヘルス&ビューティケア、ケミカル分野で幅広い製品群を手がける。
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