生物多様性と新興感染症 コロナ禍で見えてきたこと(前編)

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今回の五箇先生のコラムは、生物多様性と新興感染症の関係について。人間の活動による環境破壊とパンデミックには密接に関わりがあり、新型コロナウイルスの感染拡大は「起こるべくして起こった」と五箇氏は語る。感染症リスクを防ぐために何が必要なのか。「生物多様性と新興感染症の関係」について、人間の活動に着目し同氏に語ってもらった。

人間社会を脅かす新興感染症問題

2020年1月から始まった新型コロナ・パンデミックは4年目に入った。この3年間で私たち人間は、改めて感染症の恐ろしさを思い知ることとなった。今回の新型コロナウイルスのように新たな病原体が人間社会を突如襲うという問題は今に始まったことではない。

1970年代以降、「新興感染症」といわれる、これまでに人間社会で確認されてこなかった感染症の流行が増加しており、その病原体の大部分が野生動物由来、すなわち人獣共通感染症ウイルスとされる。そして、人獣共通感染症が急速に増加している背景には、人間活動による生態系の急速な改変、およびそれがもたらす人と野生動物の距離の接近があると議論されている。

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