産業都市・川崎市、臨海部を脱炭素の起点へ 目指すべきコンビナート像に迫る

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首都圏中心部に位置し、京浜工業地帯の中核として日本経済の発展を支えてきた川崎市。
2020年に脱炭素戦略を策定した同市は、『川崎カーボンニュートラルコンビナート構想』を掲げ、
産業都市として日本のカーボンニュートラルへ大きなインパクトを与えるべく、取り組みを推進する。

川崎臨海部が脱炭素への起点

世界の動きと連動し、日本国内でも多くの自治体で脱炭素へ向けた取り組みが進む。川崎市でも2020年2月に“2050年のCO2排出実質ゼロ”を表明。2022年3月には「川崎市地球温暖化対策推進基本計画」を策定し脱炭素化への取り組みを加速する。同市では、2030年度までの温室効果ガス削減目標を市全体で50%(2013年度比)としており、5大プロジェクトとして〈再エネ〉〈産業系〉〈民生系〉〈交通系〉〈市役所〉の部門ごとに細かな計画を立てて進めていく。

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