日本を取り囲む海は世界有数の変化に富んでいる(連載第2回)
日本列島は多様な海に囲まれ、海域の環境は一様、一定ではありません。洋上風力発電事業は、海域の決定や事業化の検討段階から設計、施工、発電に至る30年間にわたって、沖合の気象、海象が大きくかかわってきます。今後、全国各地で進む洋上風力発電所のプロジェクトリスクを低減し、事業の利益率を高めるために、不規則に変化する海上風や波浪等の実測調査、データ分析、高精度の予測は不可欠です。
世界有数の広い海域を活かす
洋上風力発電は、2030年までに10GW、40年までに30~45GWの導入目標にむけて、毎年2~4海域(風車100基/10MWクラス)の開発が継続的に行われます。
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