脱炭素の切り札として、環境対応の主役となりつつあるクルマの電動化。「エンジンからモーターに変わるだけ」のようにも見えるが、これにより引き起こされる3つの変化は、従来の自動車業界のビジネス構造を破壊するインパクトを持つ。今回はクルマの電動化で引き起こされる、クルマという商品の価値全体の変化について解説する。
3つの変化が『100年に一度の大変革』を起こす

日産自動車と三菱自動車工業は6月、国内で待望の軽自動車クラスの電気自動車(EV)「サクラ/eKクロスEV」を発売した。高齢者層を中心に予想を上回る売れ行きで、行政からの補助金は10月にも底をつきそうな勢いとなっている。
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