環境用語集 ブルーアンモニア

ブルーアンモニアとは、天然ガスや石炭を原料として開発・製造段階で生じるCO2をCCU、カーボンリサイクルやCCSによって回収し、大気中にCO2を排出させない方法で製造されたアンモニアのこと。

ブルーアンモニアに期待される役割

燃料として利用するアンモニア(燃料アンモニア)は、燃焼してもCO2を排出しないことからゼロエミッション燃料として注目が高まっている。

アンモニアには、ブルーアンモニアのほか、再生可能エネルギーから製造されたグリーンアンモニア、石炭や天然ガスを原料としたグレーアンモニアと呼ばれるものがある。

グリーンアンモニアは、再エネを原料とすることからCO2を排出せず、製造の段階からCO2排出を防ぐことができる。その一方で、製造コストはグレーアンモニアに劣る。

その中にあって、ブルーアンモニアは、グリーンアンモニアと比べて、1/2 ~ 1/3程度の価格で、カーボンニュートラル実現に向けたグリーンアンモニア導入の移行段階としての役割が期待される。

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製造方法ごとのコスト比較(出所:資源エネルギー庁)

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