一般送配電事業者が最終的に需要と供給を一致させる際に使う供給力が「調整力」です。 調整力は周波数を維持し、安定供給を果たすために重要な役割を担っています。 これを取引する場が需給調整市場です。電力の安定供給や効率的な調達を目的として創設され、取引が開始されています。
発電事業者をはじめ、大口需要家やトレーダーなど新規参入事業者など様々な事業者が参加することで、価格競争が促進され、調整力を確保するための費用の低減が期待されています。
一方、需給調整市場に参入した事業者は、周波数の維持という、電力安定供給のために極めて重要な役割を担うこととなり、調整力には安定的で正確な応動が求められます。
本講座では、需給調整力市場の背景、電力ビジネスにおける役割を理解し、取引スケジュールや取引される商品などのポイントから最新の動向まで解説します。
※ 途中休憩あり。
※ 内容が一部変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※ 本講座は質疑応答時 講師と受講者 双方でコミュニケーションがとれます。
※ 受講者は、アーカイブ配信(見逃し配信)を後日視聴いただけます。期限は30日間です。
※ レジュメ資料配布:あり
※ 申込締切 2023年03月01日(水)
1987年東京電力株式会社入社。本店原子燃料部にてカナダ・ウラン鉱山権益買収プロジェクト、世界原子力協会(本部ロンドン)事務局を担務の後、本店総務部にて広報渉外・政策調査・官庁調整・危機管理業務等のエネルギー政策全般を17年に亘り従事。その間、議員立法である「エネルギー政策基本法」起草にも携わる。2014年6月東京電力を退社。同年7月よりシュナイダーエレクトリック・エナジープール日本法人設立統括ディレクターを経て2015年6月より現職。併せて、資源エネルギー庁 ERAB検討委員、電力広域的運営推進機関 調整力及び需給バランス評価等に関する委員会、需給調整市場検討小委員会、資源エネルギー庁 次世代技術を活用した新たな電力プラットフォームの在り方研究会オブザーバーを務める。慶應義塾大学商学部卒。米国ジョージタウン大学院MBA修了。主著に「電力システム改革の突破口 DR・VPP・アグリゲーター入門」「電力セキュリティーエネルギー安全保障がゼロからわかる本」(オーム社)等。
日時 | 03/06(月) 14:30-17:00 |
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場所 | オンライン開催 |
主催 | 株式会社日本ビジネス出版 環境ビジネス編集企画部 |
定員 | 100名 |
お問い合わせ先 |
株式会社 日本ビジネス出版 TEL: 03‐3478‐8403 (受付時間 9:00~18:00※) Mail:seminar@kankyo-business.jp ※9:00~18:00(土・日曜日、祝日を除く) |
価格 |
一般会員価格:22000円(有料会員価格:19800円) |