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大阪ガス、トヨタなど、家庭用燃料電池で世界最高クラスの発電効率46.5%を達成

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大阪ガスは、家庭用燃料電池の新製品「エネファームtypeS」を4月27日より発売すると発表した。本製品は、大阪ガス、アイシン精機京セラ、長府製作所およびトヨタ自動車の5社が共同開発した家庭用固体酸化物形燃料電池コージェネレーションシステム(SOFCシステム)をベースとしたもので、世界最高水準の発電効率46.5%を実現した。現金標準価格は275万1000円(税込)。

今回発売する製品は、セルスタックを京セラが、セルスタックを組み込んだ発電ユニットをアイシンが、排熱利用給湯暖房ユニットを長府がそれぞれ製造し、順次生産体制を強化し、普及に取り組む。

本製品の発売にあたり、5社は、SOFCシステムの開発を完了したことを発表した。SOFCシステムは、大阪ガスのコージェネレーションシステムの設計?施工およびメンテナンス技術、京セラのセルスタック設計・製造技術、アイシン・トヨタの発電ユニットの設計・製造技術、長府の排熱利用給湯暖房ユニットの設計・製造技術といった各社の強みを活かして、2009年から共同開発を行ってきたもの。また、NEDO、新エネルギー財団が推進する「固体酸化物形燃料電池実証研究」で、延べ121台の実証を実施している。

「エネファームtypeS」は、電気を発生させるセルスタックの電解質にセラミックスを使用。作動温度は700~750度と高温で、この熱を都市ガスから水素への改質を促進するエネルギーとして有効に利用できるため、46.5%という高い発電効率を達成した。

排熱利用給湯暖房ユニットは、発電時に発生する高温排熱を最適に利用するために貯湯タンクの容量を90リットルの小型サイズに設定し、バックアップボイラーには潜熱回収型の高効率給湯暖房機を導入した。これらにより、システム全体としての環境性と経済性が向上し、ガス給湯暖房機を用いた従来システムと比較して、年間のCO2排出量を約1.9トン削減し、年間の光熱費を約7.6万円軽減できる。また、部品点数や排熱量が少ないことから、発電ユニットと排熱利用給湯暖房ユニットのいずれもコンパクトに設計でき、スペースに制約のある戸建て住宅への設置も可能。今後は、集合住宅への導入も検討していく予定だ。

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