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伊藤忠、帝人の技術を採用し、中国瀋陽市で下水処理契約を受注

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伊藤忠商事は、中国現地法人である伊藤忠(中国)集団公司の関連会社が、遼寧省瀋陽市の新規開発区において5ヵ所の下水処理契約を一括受注したと発表した。また、今回の下水処理契約受注では、帝人の水処理事業の中核技術である多段式生物処理装置「MSABP」が採用された。

「MSABP」は余剰汚泥の発生量が大幅に削減できる生物処理による装置。瀋陽市は、2013年秋に開催される全国国体に向け、現在急ピッチでインフラ建設を推進している。同市では「MSABP」を採用し、中小規模の処理場を数箇所に分ける分散処理方式を導入することで、下水管網整備にかけるコストの大幅な削減、また、工期の短縮化を図る。分散処理方式による下水処理は、1ヵ所で行う集中処理方式に比べて、コストや工期等の面でメリットがあるが、処理場ごとの汚泥処理費用の発生が課題となっていた。

今回の契約は、伊藤忠(中国)の関連会社の成都聯和環保科技と瀋陽市とのEPC契約(設計、調達、建設を含む建設工事請負契約)によるもので、帝人は伊藤忠(中国)を通じて、「MSABP」技術、及びコア部材を供与する。

中国は、第11次5ヵ年計画(2006年-2010年)の間に汚水処理能力が飛躍的に向上したが、その反面、汚泥の発生量が確実に増加した。そのため、第12次5ヵ年計画(2011年-2015年)の期間では汚泥の安全処理が強化され、国の汚水処理総額の8%を占める360億元を投ずる計画となっている。伊藤忠は、今回の案件をモデルに、余剰汚泥そのものが削減される帝人の技術を提案し、中国国内において排水処理事業を展開する成都聯和環保科技を核に、他地域での受注を目指す考えだ。

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