伊藤忠、帝人の技術を採用し、中国瀋陽市で下水処理契約を受注

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伊藤忠商事は、中国現地法人である伊藤忠(中国)集団公司の関連会社が、遼寧省瀋陽市の新規開発区において5ヵ所の下水処理契約を一括受注したと発表した。また、今回の下水処理契約受注では、帝人の水処理事業の中核技術である多段式生物処理装置「MSABP」が採用された。

「MSABP」は余剰汚泥の発生量が大幅に削減できる生物処理による装置。瀋陽市は、2013年秋に開催される全国国体に向け、現在急ピッチでインフラ建設を推進している。同市では「MSABP」を採用し、中小規模の処理場を数箇所に分ける分散処理方式を導入することで、下水管網整備にかけるコストの大幅な削減、また、工期の短縮化を図る。分散処理方式による下水処理は、1ヵ所で行う集中処理方式に比べて、コストや工期等の面でメリットがあるが、処理場ごとの汚泥処理費用の発生が課題となっていた。

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