環境ビジネス編集部
最終更新日: 2012年03月05日
科学技術振興機構(JST)課題達成型基礎研究の一環として、筑波大学数理物質系の丸本一弘准教授は、有機薄膜太陽電池の高効率化につながる分子レベルの新しい解析手法を、世界で初めて開発したと発表した。
本手法の確立によって、太陽電池素子作製の初期段階で素子の潜在能力を検討し、高効率化を目指せるデバイスを取捨選択できるようになる。また、既存・新規の太陽電池素子について、構造欠陥部位を分子レベルで測定・解明し、改善を図ることで、さらなる特性の向上および高効率化を目指すことが可能となるという。