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国際航業グループ、東京湾の微生物を用いた土壌・地下水浄化サービスを開始

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グリーン・コミュ二ティの実現を目指す国際航業グループ傘下の国際環境ソリューションズは、東京海洋大学大学院との共同研究により、東京湾の海水中から単離した高い油分解特性をもつ4種類の微生物を用いたバイオオーグメンテーションによる土壌・地下水浄化サービスを本格的に開始する。

近年、建設工事や土地売買時に油汚染土壌が問題となるケースが多く、その浄化のために掘削除去をはじめ様々な工法が適用されている。その中で微生物による浄化は、他の工法に比べて、浄化工事全体で3~4割安価なうえ、毒性が全くなく安全性が高いことから適用が増えている。

微生物による浄化には、油分解菌自体を添加して油類の分解を促進する「バイオオーグメンテーション法」と、栄養塩等を添加して土壌中に元々生息している油分解菌を活性化させて油類の分解を促進する「バイオスティミュレーション法」がある。

今回、共同研究により開発した4つの微生物によるバイオオーグメンテーションは、4種類の油分解菌からなる微生物製剤を栄養塩とともに添加することにより、バイオスティミュレーションよりも高い油種の分解効率を実現することが可能で、浄化作業の計画が立てやすくなる。

今回のサービスの特長としては「幅広い油種に対する有効性」が挙げられる。東京湾の海水中から単離した微生物4種のうち2種は、通常分解が難しいとされる潤滑油等の粘性が高く重質系の油に対しても高い油分解能力を持つことを確認している。これらの分解菌を組み合わせることにより、ガソリンや軽油等の燃料系だけではなく、幅広い油類に対してバイオレメディエーションの適用が可能となっている。

また「浄化の確実性の高さ」も大きな特長。バイオスティミュレーションや複合微生物製剤を用いたバイオオーグメンテーションの場合、実際に分解に寄与している微生物の増減を把握できないため、浄化の進捗を的確に評価できないことがある。しかし、同サービスで使用する分解菌の場合、環境中でそれぞれの単離菌を検出する方法を確立しているため、浄化状況を的確に判断し、効率的かつ効果的な浄化対策に結びつけることができる。

国際航業グループでは、今回研究開発した安全で安価な微生物製剤を、油類及びベンゼンにより汚染された土壌を原位置浄化するための効果的なツールの一つとして、同グループが実施する土壌浄化対策工事で使用していく。

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