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双日・日立造船、中国でジャガイモの廃棄物からバイオ燃料製造

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双日と日立造船は、中国黒龍江省において、NEDOの委託を受け、農業廃棄物である馬鈴薯でんぷん残渣(搾り粕)を原料としたバイオエタノール製造実証事業を開始したと発表した。現地の馬鈴薯加工企業である北大荒馬鈴薯集団(ハルピン市)と共同で、バイオエタノール製造実証プラントを建設、技術の検証を行う。

本事業は、省都ハルピン市より北北西に300キロメートルの克山国有農場において実施する。実証実験プラントで燃料用エタノールと発酵残渣飼料(DDG)を製造し、事業化に向けた採算性を検証する。実証期間は2014年3月までの予定。

本事業では、国内最大級の公的研究機関である産業技術総合研究所が保有する馬鈴薯澱粉残渣の糖化・発酵技術と、日立造船の総合プラントエンジニアリング能力及び膜分離によるエタノール化無水技術を活用して燃料用エタノールを生産する。また、双日総合研究所に蓄積されたバイオマスに関する総合的な知識も活用。生産した燃料用エタノールは、ガソリンにエタノールを10%添加したバイオエタノールガソリン(E10)として自動車用燃料に利用する。

中国は、米国・ブラジルに次ぐ世界第3位のバイオエタノール生産国で、2020年までにE10を中国全土に普及させる方針で、既に黒龍江省等でE10の使用を義務付けている。また中国政府は、食料保全の観点から、非食料および農業有機廃棄物等を利用したエネルギー植物を原料とするバイオ燃料生産を目指している。

本事業は、双日と日立造船が提案する「馬鈴薯澱粉残渣からのバイオエタノール製造実証事業」が、2011年12月にNEDOの「国際エネルギー消費効率化等技術普及協力事業」に採択されたことを受けて実施するもの。北大荒馬鈴薯集団は、中国最大の国有農場組織である黒龍江省農墾総局傘下の馬鈴薯加工企業。

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