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NEDO、サウジアラビアで工業排水再利用システムを実証

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NEDOは、サウジアラビアにおいて、膜技術を用いた省エネ型排水再生システム実証事業を開始すると発表した。NEDOとサウジアラビア工業用地公団(MODON)は、2月1日、本実証事業を行うことで合意、基本協定書(MOU)を調印した。

本実証事業では、膜技術を用いてサウジアラビア国内の工業団地から排出される工業排水の再利用システムを実証するもので、この分野における両国政府間での初の共同事業となる。事業期間は、2012年度~2014年度(3年間)。予算規模は約21.6億円で、うちNEDOが約11.5億円を負担する。実証事業はNEDOの委託を受け千代田化工建設が実施する。

この事業では、具体的には、MODONが運営するダンマン1工業団地を事業実証サイトとして、日本が世界的な競争力を有する膜技術(MBR、RO膜)を組み合わせた総合的膜処理システムを用いて、工業団地から排出される工業排水から工業用水を得る。本技術は、海水淡水化による造水に比べて約60%、システム全体で約25%省エネ型の造水システムで、従来の造水方法の代替技術として同国の省エネルギーにも貢献できるとしている。本事業の設備の据え付け工事を行い、2013年に竣工、2014年度の事業終了まで実証運転によるデータの評価、検証を行い、同国内外の工業団地への本技術の普及展開を目指す。

サウジアラビアでは、人口増加、経済成長により水需給が逼迫しており、水資源の開発が国策上、喫緊の課題となっている。また、全世界の海水淡水化プラント造水量のうち同国が約1/4を占めており、同国では海水淡水化が重要な役割を担っている。

本事業で導入するMBR設備は、膜分離活性汚泥法(MembraneBioReactor)を用いて、活性汚泥により有機物を分解し、浸漬型の膜設備により、汚泥と水を分離する設備。RO膜設備は、逆浸透(ReverseOsmosis)膜を用いて、MBR用の膜よりさらに目の細かい膜で、溶解性塩類およびMBRの残存物質を除去する設備。

なお、MOUは、日本・サウジアラビア産業協力フォーラムの場で枝野幸男経済産業大臣の立会いのもと、古川一夫NEDO理事長とタウフィーク・アルラービア商工大臣兼MODON会長が署名した。

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