三菱マテリアル、セメント製造で塩素含有廃棄物の増処理を可能とする装置を開発

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三菱マテリアルは、セメントを製造する主要装置であるセメントキルンにおいて、塩素含有廃棄物の増処理を可能とする高性能塩素バイパスプローブを開発したと発表した。本開発では、塩素バイパスにおける従来の課題を解決するため、プローブ(ガス抽気部)先端や内部に融着が起こりにくい、高性能塩素バイパスプローブを実現した。これと同時に、塩素の除去量の増加とエネルギー消費を抑止することにも成功した。

塩素バイパスは、廃プラスチックや都市ごみ焼却灰など、塩素を多く含む廃棄物を熱エネルギーやセメント原料として再資源化利用するときに、セメントキルン内で過度に濃縮された塩素の濃度を低減するシステム。高濃度の塩素は、セメント原料の予熱器が閉塞するなどの問題を引き起こすため、塩素バイパスは塩素含有廃棄物の処理に不可欠な技術となる。

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