総合マーケティング会社の富士経済は、再成長が期待される国内企業のバイオマス利活用市場を調査した結果を発表した。これによると、2015年度の同市場は、2010年度比2.1倍の2579億円になる見通し。同市場は、3.11後、分散型エネルギー源としての注目度が高まっており、技術開発の進展と利用ニーズの合致、特に支援体制の本格化によりふたたび新たな成長期を迎えると予測する。
本市場は、日本企業の世界市場および外国企業の国内市場を対象としている。2015年度の市場の内訳は、バイオマス利用技術(装置・プラント)が813億円(2010年度比211.2%)、バイオマス由来製品が1766億円(同比212.2%)となっている。