日本ガイシ、NAS電池火災事故により最終赤字400億円を予想
日本ガイシは、今年9月21日、茨城県常総市の三菱マテリアル筑波製作所で発生したNAS電池の火災事故の影響により、移転価格税制に基づく更正処分の通知を受ける見込みとなったことから、10月28日に公表した平成24年3月期通期業績予想を修正し、最終利益が400億円の赤字になる予想を発表した。同社の最終損益が赤字になるのは上場以来初。
NAS電池は、大容量でコンパクト、長寿命なナトリウム硫黄電池。電力負荷平準によるピークカット、非常用電源、再生可能エネルギーの安定化、スマートグリッドを構成する蓄電システムとして、エネルギーコストの削減と環境負荷の低減に役立つと期待されている次世代電池の1つ。
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