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米IBM、スマート・グリッドの欧州コンソーシアムに参画

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米IBMは、再生可能エネルギーを活用したスマート・グリッドの実現を目指す、欧州コンソーシアムに参加した、と発表した。本コンソーシアムでは、総電力の少なくとも50パーセントを風力、太陽光、バイオガスなどの再生可能資源でまかなう送配電網の実現を目指している。

本コンソーシアムは、欧州連合の支援を受け、EcoGridEUプロジェクトを実施している。これは、スマートなデバイスを利用してリアルタイムに近い情報で、再生可能エネルギーの料金や供給可能量を確認することができる取り組みで、デンマークのボーンホルム島の住宅のおよそ10分の1にあたる、2000世帯と企業ユーザーを対象にしたパイロット・プロジェクトとして行われている。

スマート・グリッドに関する消費者の関心を高めると共に、エネルギー予測やコスト調整を効率化する新しい技術の開発と、送配電網全体の混雑緩和と損失の低減を目的としており、今後48ヵ月間に渡って、10ヵ国16社のパートナーと共に展開される。

このEcoGridEUは、2009年に開始したEDISONプロジェクトの延長として実施されている。EDISONプロジェクトは、風力発電を利用した電気自動車の普及を目指した大規模なスマート・グリッド・プロジェクトで、EcoGridEUでは、その成果を活用し、対象を電気自動車から家庭やオフィスにまで拡大していく。IBMグループは、EDISONプロジェクトに続いて、EcoGridEUに参画。最適な電力需給の実現をはじめ、電力需要をモニターして停電の発生を回避し、リアルタイムで電気料金を設定できるシステムの確立を目指す。

EcoGridEUでは、具体的には、スマート・メーターと、スマートフォン、タブレット端末、パソコンなどに対応したウェブ・ベース・アプリケーションを活用、消費者はオンラインでの電力の購入予約や電気料金の確認をすることができる。

エコ意識の高いデンマークの人々が、データに簡単にアクセスできるようになることで、化石燃料の代わりに再生可能エネルギーを積極的に購入するようになり、コスト削減につながる、と期待されている。また電力会社は、ポータルから電力需給と蓄電量に応じた価格を設定することができる。本プロジェクトでは、来年末に向けて検証を行う予定。

欧州委員会は、2020年までに温室効果ガス排出量20パーセント削減、再生可能エネルギー使用率20パーセント向上および効率化によるエネルギー消費20パーセント削減を目指し、20/20/20プランを策定しており、EcoGridEUもこのプランを支持している。

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