> > 世界の住宅エネルギー、戸当たり消費量トップは米国

世界の住宅エネルギー、戸当たり消費量トップは米国

記事を保存

富士経済は、北米、欧州、アジア・オセアニアの15ヵ国・地域における住宅のエネルギー需要動向を調査した結果を発表した。
これによると、戸当たりエネルギー消費量(2008年)は、上位が米国、ドイツ、オーストラリア、イギリス、デンマーク、下位がタイ、インド、中国、台湾、スペインの順で、日本は10位だった。各国・地域における住宅のエネルギー事情は、気候、住宅構造、生活様式、政策など、様々な要因によって大きく異なった。

電気、ガス、石油関連製品などのエネルギー源別にみると、先進国を中心に、電気とガスを主要なエネルギー源としている国・地域が多いが、その構成比率は様々だった。北欧などの寒冷地では熱(地域熱供給システム)、欧米やアジアでは可燃性再生可能エネルギーが存在感を示していた。LPG(液化石油ガス)や灯油などの石油関連製品も一定の需要がある。一方、次世代エネルギーとして注目を集める太陽光・地熱は、まだ僅かな構成比に過ぎなかった。

戸当たりエネルギー消費量が最も多かった米国では、消費量全体の42.2%を暖房が、次いで、照明・家電が29.9%を占めた。インド、中国、タイでは、農村部で薪や藁などを直接燃焼しエネルギー源として活用しているため、可燃性再生可能エネルギーの構成比が高く、インドでは78%、中国では59%、タイでは56%を占める。電気の構成比が高いのは、台湾(65%)とオーストラリア(51%)で、韓国はガスが40%以上を占める。また、オーストラリアは豊富な日射量と補助金政策で太陽熱温水器が普及しており、今回の調査対象国中で太陽光・地熱が最も高い構成比(1.5%)となった。

冷暖房、給湯、厨房などの用途別にみると、全体的に暖房の構成比が高く、特に欧州において顕著だった。地域熱供給システムが普及しているスウェーデンやデンマークは、寒冷地ながら暖房の消費量がそれほど多くない。一方、冷房の構成比は概ね低く、夏季にそれほど高温にならない欧州ではゼロか非常に低い。セントラル空調の普及している米国、気候が温暖で湿気の多い台湾は消費量が多い。

給湯は、オーストラリア、米国、日本、デンマークで消費量が多い。厨房はアジアを中心に消費量が多く、タイでは消費量全体の7割を占めていた。照明・家電は、米国とオーストラリアでテレビや冷蔵庫など家電の消費量が多かった。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.