三井化学と、100%子会社の大阪石油化学(OPC)は、大阪ガスと共同で、地域連携により、エチレンプラントにおいて、世界で初めて大規模にLNG(液化天然ガス)冷熱を利用した省エネルギー化プロセスの導入に成功したと発表した。
本事業では、大阪ガス泉北製造所第一工場から-160℃のLNGをOPCのエチレンプラントへ受け入れ、LNGが保有する冷熱を効率的に回収利用するプロセスを開発。昨年10月から本プロセスの運用を開始し、今回、実運用下でのCO2削減効果を確認した。本事業により、OPCのエチレンプラントでは、CO2排出が年間約3.8万トン削減できる見込み。