富士経済は、LED照明など光源・照明市場の調査結果を発表した。LED照明関連製品の国内市場は、省エネニーズの高まりと製品の低価格化、改正省エネ法の施行により、大幅に拡大している。2010年の同市場は導入期から成長期へシフトし、前年比2.7倍の865億円となった。中でも、LED照明器具では白熱灯代替形のダウンライトが、LED管球ランプでは白熱電球代替形のLED電球が、それぞれ前年比3~4倍以上と大幅に増加した。
また、LED蛍光灯は、2010年10月に日本電球工業会が規格を制定したことを受け、パナソニック電工と東芝ライテックが同規格に準拠した製品を発売し、今後本格的に市場が拡大していく見通し。LED蛍光灯(蛍光灯代替形)市場は、2010年は前年比1.1倍の33億円だが、2020年には2010年比約7.4倍の243億円になると予測する。