三洋電機は、徳島県が開発を進めている「多機能防災システム」向けに、世界最高トップクラスの変換効率を有するHIT®太陽電池と蓄電用リチウムイオン電池システムを納入したと発表した。本システムは、徳島県立工業技術センターなど徳島県内の県営施設に3台設置され、3月31日より稼働している。
「多機能防災システム」とは、太陽電池、蓄電用リチウムイオン電池、LED照明、LEDディスプレイを組み合わせたもので、災害時には災害情報の表示のほか、非常用電源として携帯電話や充電池の充電などに、また、通常時には夜間照明やイベント時の簡易電源、施設案内の表示などに利用できる。同社の得意とする創エネ(太陽電池)・蓄エネ(二次電池)技術に、徳島県の研究機関、企業、大学などの保有する技術を融合したシステムだ。