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三菱化学ほか 世界初、フルカラー調節・調光機能を持つ有機EL照明を発売

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三菱化学と子会社の三菱化学メディアは、調色・調光機能と世界最大級のパネルサイズを有する有機EL照明パネル「VELVE™(ヴェルヴ)」を、7月から欧米、日本、アジア太平洋地域で発売すると発表した。

それに先駆け、光源モジュールに制御用ソフトを付けたサンプルキットを4月下旬から発売する。サンプルキットの価格は9万円前後。販売先として、照明器具、建築、インテリアなどのデザイナー、プランナー、技術者などを想定している。同社は、2014年までに、有機ELパネルの製造で用いる塗布型材料の開発と量産による低コスト化を図り、2015年度に有機EL事業全体で300億円の売上高を目指す。

有機EL照明は、有機材料を発光層に用いた発光デバイスで、LED照明に続く次世代の省エネ照明として、各社が開発に注力している。VELVEの特徴としては、「世界最大級のパネルサイズ(約14cm×14cm)」「世界初のフルカラー調節が可能な調色機能」「光の明るさを0~100%調節可能な調光機能」のほか、「寒色系から暖色系まで表現する白色の多種多様さ」「演色性の高さ(演色評価数CRI≧80、R9>80)」などがあげられる。世界最大級のパネルサイズは、有機EL層を構成する層の一つである下地層に塗布技術を用いて実現した。パネルの製造には、有機EL照明に関する業務・資本提携をしたパイオニアの協力を得ている。今後は、下地層だけでなく発光層にも塗布型材料の開発を進め、パイオニアとはその塗布プロセス製造の開発を進めていく考えだ。

サンプルキットは、USBをインターフェイスにし、パソコンで専用ソフトを使って有機ELモジュールを制御する。また、事前にプログラミングされた7色(赤、緑、青、白、黄、マゼンダ、シアン)、白4色(4色温度)、16段階の調光機能、調色自動モードをコントロールできる。一方、7月に発売する照明パネル(駆動回路や制御回路などを組み込んだ光源モジュール)は、インターフェイスにRGBカラーを制御するDMXとDALI(ともに照明機器の調光制御をするときに使われるコマンド伝送方式の規格)の2つを備え、フルカラー調整、白色調整(色温度を自由設定)、調光(明るさ段階を自由設定)を行うことができる。サンプルキットと光源モジュールは共に、パネルサイズは世界最大級の約14cm×14cm、28lm/Wの発光効率、1000cd/m2の輝度を持つ。

なお、本製品は、海外では三菱化学メディアの子会社であるVerbatim®(バーベイタム)各社、国内では三菱化学メディアがインターネットなどを通じて販売する。

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