シャープは、「グリーンフロント 堺」(大阪府堺市)太陽電池工場において、新型高効率単結晶太陽電池のセルからモジュールまでの量産を2011年3月31日より開始すると発表した。
同社は約150億円を投資し、同工場において年間生産能力200MWの生産体制を構築した。今回、量産を始める新型太陽電池は、受光面に電極のないバックコンタクト(電極裏面接続)構造により、セル表面の受光面積を広げるとともに、隣接するセル間の接続抵抗を低減させる配線技術(配線シート方式)などを採用し、出力を向上させた。2010年末までに、同社の太陽電池累計総生産量は4.3GWに達している。