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双日・JOGMEC 豪鉱山会社に約200億円を出資、レアアース安定供給

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双日と石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、レアアース資源開発を行うライナス・コーポレーション・リミテッド社(オーストラリア)へ総額2億5000万米ドル(約200億円)の出融資を決定し、同社とレアアースの安定供給に向けた長期供給契約を締結した。

本契約に基づき、ライナス社は、10年にわたって日本の消費量の約3割にあたる年間約8500トン(±500トン)以上のレアアース製品を供給する。また、双日は、ライナス社と同社のレアアース製品について、日本市場での独占販売契約と総代理店契約を締結した。

現在、ライナス社は国際的なレアアース需要増大に対応するため、豪州西オーストラリア州マウント・ウェルド鉱山でのレアアース資源開発と、マレーシアでレアアース分離のための製錬所の建設を並行して2段階で進めている。双日は、2010年11月にライナス社と締結した戦略的提携の基本合意により、日本でのレアアース最終需要家を開拓するための共同マーケティングや第2フェーズの製錬所の拡張に必要なファイナンス組成などの検討を行ってきた。JOGMECは、双日からの資金支援要請を受け、平成22年度「レアアース総合対策」補正予算を活用し、資金協力することを決定した。なお、出融資は、豪州政府の外国投資審査委員会(FIRB)の承認後に実行される。

ライナス社のレアアース開発プロジェクトは、現在世界で進行中のプロジェクトの中で、最も早く操業・商業生産を行うもののひとつ。第1フェーズは、投資総額5億4000万米ドル(約440億円)、生産能力11000トン/年で、今年の第3四半期より操業を開始する予定。今年末には、ジジムやセリウム、ランタンなどのレアアース製品が日本向けに供給される見通しだ。第2フェーズは、投資総額2億5000万米ドル(約200億円)で鉱山・製錬所を拡張するもの。追加生産能力11000トン/年で、来年の第4四半期より操業を開始する予定だ。第2フェーズで日本へ年間約8500トン以上のレアアース製品が供給される。

レアアースは産業のビタミンとも言われ、精密ガラス研磨剤や自動車用排ガス触媒などの用途に加えて、電気自動車用モーター磁石や風力発電用磁石などの環境対策としての新規分野での需要の拡大が見込まれており、国内製造業への長期的な安定供給確保が急務となっている。

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