INAX 新素材「保水セラミックス」を用いて太陽電池を冷却

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INAXは、新環境素材「保水セラミックス」を用いて太陽電池を冷却し、発電効率の向上を図るシステムについて、2011年3月より「あいち臨空新エネルギー実証研究エリア」にて実証研究を開始すると発表した。本研究は、同社が研究開発中の「保水セラミックス」の新規用途開発として、2010年5月より大同大学(愛知県名古屋市)と共同で行ってきたもの。

現在主流の結晶シリコン系太陽電池は、表面温度が上昇すると発電効率が低下するという特徴がある。特に日射量の多い夏季には、太陽電池の表面温度が50~60℃になり、定格発電量に比べて10%以上低下する場合もある。大同大学では、本課題の解決策として、間隔をおいて水を流す間歇水冷により、太陽電池の発電効率を向上させる実験を行い、その有効性を実証した。

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