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中国電力など 製造時のCO2排出量を実質ゼロにするコンクリートを開発

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中国電力は、鹿島建設と電気化学工業と共同で、製造時におけるCO2排出量を実質ゼロ以下にできるコンクリートを開発した。

コンクリートは、材料であるセメントの製造過程でCO2が大量に発生する。本製品は、CO2を吸収することでコンクリートを硬化させる性質を持つ特殊混和材を使用し、セメントの使用量を大幅に削減させた。それにより、従来製品に比べて製造に伴うCO2排出量を半減、さらに、排出量を上回る量のCO2を吸収させることで、製造時におけるCO2排出量を実質ゼロ以下とした。

また、安定的・大量のCO2の供給源として火力発電所の排ガスを用いるとともに、削減したセメントの代わりに、火力発電所で燃料時に発生する石炭灰を有効活用した。本製品の強度などの性能について、JIS規格品と同等の品質を確保できたため、中国電力は、本製品を用いた舗装ブロックなどを建設中の福山太陽光発電所のPR施設などに採用する。本製品の大型化、適用可能製品の拡大にも取り組む計画だ。

一般的なコンクリートの製造過程では、コンクリートを練ったあと、水中または気中で硬化するまで養生するが、本製品は、火力発電所において燃料燃焼後の排ガスを引き込んだ養生室において、排ガスに含まれるCO2で約2週間養生する。排ガスのCO2濃度は、養生室の入口で15~20%、出口で11~13%となっている。養生室を通った排ガスは、元の系統に戻り煙突から排出される。本製品は特殊混和材と石炭灰の利用により、従来製品に比べて、製造時におけるCO2排出量を120~250kg/m3削減し、硬化の過程で100~200kg/m3のCO2を吸収することで、製造時のCO2排出量の実質ゼロ以下を実現した。

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