三菱重工 インドの国営肥料会社へCO2回収技術を供与

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三菱重工業は、インドの国営肥料会社NationalFertilizersLimited(NFL)にCO2回収技術を供与すると発表した。NFLのヴィシャイプール(Vijaipur)尿素肥料工場において、尿素増産のため、三菱重工独自の化学プロセス(KM-CDR)を用いたCO2回収プラントを追加設置する。CO2回収能力は、世界最大級となる450t/日。

同社が供与するのは、特殊な吸収液(KS-1)を用いて、天然ガスを燃料とする尿素肥料製造の工程で放出される燃焼排ガスから純度99%のCO2を分離・回収し、アンモニアと合成することで、尿素増産の原料として利用する技術。排ガスからのCO2回収率は約90%で、環境保全や省エネにも寄与できるという。プラントは2012年6月の完成予定。取扱商社は三菱商事で、プラントの建設はインド国内のエンジニアリング会社が行う。

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