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富士経済 太陽光発電システム構築(SI)市場が16年で6.4倍と予測

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富士経済は、世界の太陽光発電システム及び周辺機器、製造装置、製造関連消耗品などの市場についての調査結果を発表した。太陽光発電システム構築(SI)市場は、2009年が2兆8500億円、2010年が4兆500億円で、2025年は09年比6.4倍の18兆3000億円となる見込み。太陽光発電システム構成機器市場は、2009年が2兆1186億円、2010年が2兆8100億円で、2025年は09年比6.0倍の12兆6989億円となる見込み。また、消耗品(製造装置用)市場は、09年が1474億円、2010年が1827億円、2025年は09年比4.6倍の6783億円になると予測する。同報告書では、今後の成長は太陽電池全体の低価格化により、グリッドパリティを達成していくことがポイントになるとしている。

2009年の世界太陽光発電システム市場は、スペイン市場での需要激減と金融危機の影響を受け、全体としてやや縮小した。一方で主流の結晶シリコン太陽電池に使われているシリコンウエハの原料であるポリシリコン価格が大幅に下落。結晶シリコン太陽電池の低価格化が進むとともに、競合する他の太陽電池の価格も低下した。太陽電池市場は、FIT改定を前にしたドイツでの駆け込み需要などに加えて、低価格化が需要を刺激し、金額ベースでは前年比80%に縮小したが、容量ベースでは増加。太陽光発電システム市場は、太陽電池のコスト構成が大きいため、同様に容量ベースでは増加したが金額ベースでは縮小した。発電コストの低下が、太陽光発電システムの需要を喚起し、中長期的に市場は拡大すると予測する。太陽電池の生産量や太陽光発電システムの販売量の増加に伴い、太陽電池製造に利用される製造装置や消耗品をはじめ、構成する太陽電池以外の周辺機器の市場も拡大している。

太陽光発電システムを構成するための必須機器は、太陽電池、パワーコンディショナ、モジュール接続ユニットで、太陽電池とパワーコンディショナが90%以上を占める。パワーコンディショナは設置件数の増加により、2010年に入ってもやや供給不足の状況が続いている。2009年の同市場は前年比27.5%増の3570億円に拡大。2010年は2009年比62.2%増の5790億円、2020年は3兆200億円となると予測する。国内市場は太陽光発電の補助制度の拡充や電力買取制度の施行に伴い、2009年は前年の200億円から420億円と倍増した。集光装置は集光追尾型太陽光発電システムでのみ利用されるが、同システム市場の立ち上がりにより、今後の市場拡大が期待される。2009年の太陽電池市場(9月9日に発表済)は1兆6801億円。2010年は2兆1187億円、2025年は8兆9978億円となる見込み。

太陽電池の製造工程で利用される消耗品は、主に結晶シリコン太陽電池の製造工程で利用されており、シリコンインゴット化工程で利用される炭素材料のルツボや石英/シリカルツボ、加工用材料のSIC砥粒、スチールワイヤ、ダイヤモンドワイヤなどがある。これら消耗品材料市場も拡大傾向にある。スライス方法は、遊離砥粒加工(SIC砥粒を含むスラリーを使用)と固定砥粒加工(ダイヤモンド砥粒を使用)の2方式があり、固定砥粒方式の市場が急速に立ち上がろうとしている。

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