西松建設 過熱蒸気を利用したVOC汚染土壌の浄化技術を開発

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西松建設は、VOC(揮発性有機化合物)汚染土壌の浄化システム「スーパースチーム-V工法」を開発した。同工法は、大旺新洋との共同開発技術「過熱蒸気を利用したダイオキシン類およびPCB汚染土壌の浄化技術(スーパースチーム工法)」のガス化・抽出プロセスを、VOCの浄化に用いたもの。短時間で浄化でき、養生ヤードが不要、密閉されたシステムで粉塵やVOCガスの飛散・揮散のおそれがないこと、コンパクトな点などが特長だ。

スーパースチーム工法は、過熱蒸気の特性を利用してダイオキシン類やPCBなどの汚染土壌を安全に浄化できる、低コスト・低負荷型の浄化技術で、2段階のプロセスで構成されている。まず、ガス化・抽出プロセスでは、汚染土壌からダイオキシン類等を400~600℃の加熱と過熱蒸気によって効率的にガス化させ分離・抽出し、次に、分解・無害化プロセスにおいて、ガス化したダイオキシン類等を900~1000℃の過熱蒸気によって分解する。

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