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丸紅・産業革新機構 官民コンソーシアムでチリ第3位の水事業会社を買収

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丸紅と官民ファンドの産業革新機構は、チリ第3位の水事業会社アグアス・ヌエバス社(AN社)を買収すると発表した。両社は50%ずつ出資し、AN社の株式を、スペインのサンタンデール銀行の子会社である投資事業会社より100%取得する。人口増加や経済成長、水環境の汚染などにより、世界の水需要は拡大しており、水ビジネス市場は2025年までに約87兆円になると予測されている。丸紅は、ペルーやチリ、中国の水処理事業にも参画しており、成長が見込まれる水市場において、今後3年間で世界トップ10を目指す考えだ。

また、本プロジェクトは、日本が水ビジネスの国際展開を図るプラットフォームの構築を目指しており、日本のEPC(設計・調達・建設)メーカーや東京都水道局などの参画も視野に入れ、海外水メジャーに対抗できる水事業コンソーシアム作りを推進する。

AN社は、チリの水事業会社としては、1位の仏スエズグループ、2位のカナダの年金ファンド(OTPP)が保有する水会社に続く第3位。3つの上下水道会社を傘下に持ち、チリ第1州、第9州、第12州、第15州の全48都市において、浄水や下水処理から、上下水道管網の整備・維持、検針や料金徴収まで、上下水道のフルサービスを展開している。

AN社グループは、海水淡水化プラントなども含む浄水場33ヵ所、下水処理場39ヵ所、水道管約3500km、下水道管約2900kmなどを保有。グループ企業3社は、チリ政府機関と2034年までの事業権契約を締結し、現在、約120万人に給水を行っている。

丸紅は、2006年10月にチリの水処理会社アグアスデシマ社(AD社)を100%買収しており、チリでの水事業の買収は2件目となる。AN社買収後はAD社とのシナジー効果を活用し、中南米市場での水事業に注力していく。産業革新機構は、オープン・イノベーションの活用を目的に法律に基づいて設立された会社で、総額8000億円超の投資能力を持つ。

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