三菱化学など 太陽光発電を利用したトラック冷房システムを開発
三菱化学、自動車用品メーカーのアイ・シー・エル、日本フルハーフは、3社共同で、太陽光発電を利用したトラック用の冷房システム「i-Coolソーラー」を開発したと発表した。本システムは、トラックの停車中、エンジンを止めた状態でも室内の冷房ができるアイドリングストップクーラー。エンジン停止時の運転手の快適な労働環境を確保することで、アイドリングストップを促進し、燃費やCO2の削減、騒音の低減に貢献する。
本システムは、車載バッテリーで電動コンプレッサーを稼働させる、アイ・シー・エルのトラック用クーラー「i-Cool」と太陽光発電を組み合わせた。太陽光発電は、三菱化学の太陽電池パネルを日本フルハーフの専用架台でトラック荷台上面に搭載した。三菱化学は、軽量でフレキシブルという特徴を持つ有機太陽電池の開発に注力しており、その用途として、太陽光発電によるトラック冷房システムを発案し、昨年8月~11月まで2台の試作車による実証実験を行ってきた。今後3社は、実証実験と必要な仕様改善を行い、2012年春をめどに「i-Coolソーラー」の発売を開始する予定。
続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。
- 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
- 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
- 有料記事などに使えるポイントを貯められる
- クリッピング機能で要チェック記事をストックできる