日立 米国の揚水発電所向けに、合計504MWの高効率なポンプ水車を受注

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日立製作所は、米ニューヨーク州電力公社(NYPA)より、ルイストン揚水発電所向け42MWポンプ水車12台の改修工事を受注した。日立の米国での発電機器の販売・エンジニアリング会社である日立パワーシステムズアメリカ社(HPSA)と共同で受注したもの。今回改修するポンプ水車は、1961年以降に設置された、他社製の機器。同社は、ランナーなどの主要部品を新しく設計することにより、水を汲み上げる際の電力消費を抑えるとともに、水を流す際の発電量を増加させ、より効率的なエネルギー利用の実現を目指す。2012年に1台目を納入し、2020年に全ての機器の納入を完了する予定だ。

米国では、今後も電力需要が堅調に伸びると見込まれており、再生可能エネルギーとして水力発電が注目されている。中でも、揚水発電は、夜間の余剰電力を利用して水をくみ上げ、日中水を流して発電する方式のため、エネルギーを有効活用できる。既設の発電所の機器更新や発電効率向上のため、揚水発電の需要は増加する見通しだ。

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