東洋紡 低コストでリサイクルが容易なエアバッグ用コート布を開発
東洋紡は、エアバッグなどに使用される基布として、これまで使用されてきたシリコーン樹脂ではなく、新たに開発したナイロン樹脂でコーティングしたコート布を開発した。コート材を分離せずにリサイクルが可能なうえ、従来の半分以下のコート量でも同等の性能を保てるため、低コスト化を実現できるという。
同社は、主に運転席や助手席用エアバッグの基布の製造・販売を手掛けてきたが、近年は前面だけでなく、側面からの衝突に備えたサイドエアバッグやカーテンエアバッグを搭載した車種が増えている。これまで得意としてきた運転席や助手席用のエアバッグ基布に加えて、今回開発したサイドエアバッグなどで使用されるコート布を投入することで、さまざまな車種、部位でのシェア拡大を狙う。
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