日新電機 東北電力から、東北最大となる2MWの太陽光発電システムを受注

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日新電機は、東北電力が仙台火力発電所構内(宮城県七ヶ浜町)に建設する仙台太陽光発電所向けに、2MWのメガソーラー(大規模太陽光)発電システムを一括受注した。仙台太陽光発電所は、メガソーラー発電設備としては東北地区では最大規模。年間の発電電力量は約210万kWhで、一般家庭600世帯分の年間電力量に相当し、年間のCO2排出削減量は約1000tを見込む。運用開始予定は2012年1月。同社は、土木基礎工事を除き、自社製パワーコンディショナを用いたシステム全体の設計・施工・試運転を含めたシステムを一括受注した。同発電所は、特別名勝松島指定地域内に位置しているため、景観に配慮し、京セラ製多結晶シリコン製太陽電池モジュールを採用する予定だ。東北電力が建設を予定しているメガソーラー発電所としては、ほかに、東芝が「八戸太陽光発電所」(発電出力1.5MW)の太陽光発電システムを一括受注している。

日新電機は、1980年代から太陽光発電システム用パワーコンディショナの納入を開始し、分散設置型10kW「ACアレイ」のほか、大規模システム用として、絶縁トランス込みで変換効率世界トップレベルの100kW・250kW「SOLARPACK」など、豊富な納入実績を持つ。また、同社は、電力会社向け電力用コンデンサでは国内トップシェアで、電力エネルギー関連の製品・サービスの提供で培った技術を生かし、太陽光発電システムの計画から施工までを手掛けている。

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