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帝人・日本下水道事業団 生物処理法による省エネ型下水処理技術を開発

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帝人は、日本下水道事業団と共同で、多段型生物処理装置「MSABP®」による省エネ型下水処理技術を開発したと発表した。「MSABP®」は、帝人が米AquariusTechnologies社との提携により展開している生物処理による排水処理装置。排水を処理する生物反応槽を多段に区切り、そこに特殊繊維を用いた微生物吸着用の生物担持体を配置。生物反応槽内で食物連鎖を形成することにより、汚泥レス・省メンテナンス・省エネ・低コストなどを図る水処理技術だ。

今回、両者は約1年半にわたるパイロット試験を行い、「MSABP®」を用いた方法が、従来の標準活性汚泥法と比べて、余剰汚泥発生量を80%以上削減できることを実証した。また、排水処理装置に供給する空気の量をこれまで以上に抑える運転条件を確立した。これらにより、下水道処理場内の消費エネルギーを最大10%程度、CO2発生量を最大15%程度削減することが可能になるという。今後、両者は共同開発を1年間延長し、総汚泥発生量のさらなる削減と、それに伴うエネルギー消費量の20%以上削減を目指して、「MSABP®」の前段階である原水の処理についても検討を行っていく。また、既存設備を改造して「MSABP®」を組み込む手法についても検討をしていく考えだ。

帝人は、「MSABP®」による実用試験として、インドネシアや中国において、工場廃水処理や農村集落排水の整備を手掛けている。日本下水道事業団は、地方公共団体の共通の利益となる事業を担う地方共同法人で、下水道整備の推進とそのための人的・技術的支援を行っている。Aquarius社の排水処理装置は、世界各国の食品産業や化学産業、医薬・製薬産業など多くの業種に対して納入実績を持つ。

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