三菱重工 中国企業に、2,500kWの大容量発電風車の製造技術を供与

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三菱重工業は、中国の寧夏銀星能源に対し、定格出力2500kWの大容量発電風車の製造技術を供与する。対象機種は「MWT100/2.5」で、寧夏銀星に対する技術供与は、2007年に行った1000kW風車「MWT-1000A」に次いで2回目。同機種は、主力機種である2400kW風車の出力をアップし、中国向けに改造を施した機種であり、2400kW風車の高い強風耐性、避雷性能、輸送の容易性などの特長を引き継いでいる。三菱重工は、今後さらにライセンス生産機種の拡充を図り、中国市場を積極的に開拓していきたい考えだ。

今回の供与は、風力発電設備の需要が急拡大している中国で、今後の主力となる大型風車の製造技術獲得を目指す寧夏銀星と、中国でのライセンス生産の拡大を狙う三菱重工の思いが一致したことによるもの。中国では風力発電設備の導入が急速に拡大しており、2009年の新規導入量は1400万kWで世界1位。累積導入量は2600万kWで、米国、欧州に次いで世界3位(2009年末時点)だ。中国政府は2020年までに風力発電設備を1億kW以上導入することを目標に掲げていることから、世界の最有力市場の一つと期待されている。

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