大阪ガスなど 新型の家庭用燃料電池システムを開発し、実証実験を開始

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家庭用固体酸化物形燃料電池コージェネレーションシステム(家庭用SOFC)の2010年度モデル機大阪ガスは、京セラ、トヨタ自動車などと共同で開発した家庭用固体酸化物形燃料電池コージェネレーションシステム(家庭用SOFC)の2010年度モデル機について、実証実験を開始すると発表した。9月7日~2011年2月末にかけて、供給エリア内の社員・一般家庭などの戸建住宅に41台を設置し、システムの信頼性・耐久性を検証する。本実証実験のデータを家庭用SOFCの開発に活かすとともに、機器のコストダウンにも取り組み、2010年代前半の開発完了を目指す。

コージェネレーションシステムは、燃料電池やガスエンジンなどの発電装置を用いて発電するとともに、そのとき発生する排熱を冷暖房や給湯などに有効利用する省エネシステム。SOFCは、電解質にセラミックを用いた燃料電池で、定格発電効率45%以上と発電効率が高い。家庭用SOFCは、構成要素である発電ユニットと排熱利用給湯暖房ユニットをコンパクトに設計できるため、スペースに制約がある戸建住宅や集合住宅にも設置することができるシステムとして、期待されている。

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