三洋電機 KDDIの携帯電話基地局に、蓄電用リチウムイオン電池を供給

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蓄電用リチウムイオン電池システム三洋電機は、KDDIと沖縄セルラー電話が共同で行っている新しい電力供給方式によるau携帯電話基地局のフィールドトライアルの一部に、「蓄電用リチウムイオン電池システム」を供給する。同システムは、ノートパソコンなどに使用される18650サイズ(直径18mm×高さ65mm)の民生用リチウムイオン電池を複数組み合わせて、蓄電用に開発したもの。蓄電専用セルと高信頼性システムの組み合わせにより、長寿命・メンテナンスフリーを実現したのが特長だ。同システムは、自然災害などによる停電時のバックアップ電源として、また、深夜の余剰電力を有効利用できる蓄電システムとして利用される。

今回のフィールドトライアルは、携帯電話基地局の省エネ・省CO2を目的に、埼玉県と愛媛県で実施されるもの。商用電力、太陽光発電、蓄電池を組み合わせた「トライブリッド電力制御方式」を採用している。また、従来、バックアップ用電池には鉛蓄電池が使用されているが、これをリチウムイオン電池に代えることで、蓄電池の小型・軽量化や長寿命化、鉛金属削減による環境負荷の低減をめざす。

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