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NEC 世界初、非食用の植物資源を用いたバイオプラスチックを開発

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NECは、非食用の植物原料を用いたバイオプラスチックを世界で初めて開発した。このバイオプラスチックは、安定した供給性と高植物成分率、耐久性を同時に実現。今後は、量産技術や、用途に応じた実用化のための研究開発を進め、2013年度内に電子機器向けの実用化を目指す。

近年量産化が進んでいるポリ乳酸を用いたバイオプラスチックの原料は、主に食用の植物資源。そこで、食糧不足問題の影響を受けない非食用の植物資源として、セルロースやヒマシ油を用いたバイオプラスチックの実用化が進められている。しかし、セルロースの場合、石油系の添加剤を大量に使用するため、植物成分率の低下や、高い耐久性の実現が困難などの課題が挙げられている。ヒマシ油の場合も、原料の安定供給性が困難で、実用化のための耐久性が不十分であるといった問題点が指摘されており、新しいバイオプラスチックの開発が期待されていた。

今回、NECが開発したバイオプラスチックの主原料は、草や穀物の茎の主成分であり、生産量も豊富な「セルロース」だ。これに、カシューナッツ生産時に大量に副生する殻から抽出される油状物質を化学結合させている。いずれもその多くが廃棄されているため、これらを資源として利用することで安定した供給性を確保した。また、これにより植物成分率70%以上を達成し、従来のセルロース系バイオプラスチックの特性確保に必要だった、石油系添加剤の大量混合による植物成分率の低下を抑えることにも成功している。

さらに、水をはじき、柔軟な部分と変形しにくい部分からなる分子構造をもつカルダノールとセルロースを化学結合させることにより、加熱した際の溶融性、強靭性、耐熱性、耐水性および短時間で成形できる非結晶性も同時に実現している。

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