NEC 世界初、非食用の植物資源を用いたバイオプラスチックを開発

  • 印刷
  • 共有

NECは、非食用の植物原料を用いたバイオプラスチックを世界で初めて開発した。このバイオプラスチックは、安定した供給性と高植物成分率、耐久性を同時に実現。今後は、量産技術や、用途に応じた実用化のための研究開発を進め、2013年度内に電子機器向けの実用化を目指す。

近年量産化が進んでいるポリ乳酸を用いたバイオプラスチックの原料は、主に食用の植物資源。そこで、食糧不足問題の影響を受けない非食用の植物資源として、セルロースやヒマシ油を用いたバイオプラスチックの実用化が進められている。しかし、セルロースの場合、石油系の添加剤を大量に使用するため、植物成分率の低下や、高い耐久性の実現が困難などの課題が挙げられている。ヒマシ油の場合も、原料の安定供給性が困難で、実用化のための耐久性が不十分であるといった問題点が指摘されており、新しいバイオプラスチックの開発が期待されていた。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)完了後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事