日本板硝子 中国企業に出資し、省エネ(Low-E)ガラスの生産を拡大

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日本板硝子グループは、中国市場向けに、省エネ機能を持つコーティングガラスLow-Eガラスの生産能力を拡大していく方針を発表した。中国は世界の板ガラス需要の約50%を占めており、省エネガラスの需要も急拡大している。同社グループは、省エネガラスの生産拡大に向け、上海耀華ピルキントン(シャンハイ・ヤオハ・ピルキントン)社(SYP)と、中国天津市におけるフロートガラスおよびコーティングガラスの事業拡大について合意した。

日本板硝子グループは、子会社ピルキントンを通じて中国へ投資してきた経緯がある。フロートガラスの供給においては、SYPに19.4%の出資をしており、技術的パートナーシップを構築している。今回は合意に基づき、SYPが運営している中国天津市の合弁会社に投資し、既存のフロートラインに、オンライン・コーティング技術を付加する。また、同社グループとSYPは、既存のフロートラインの隣接地に、同様のオンライン・コーティング技術を持つフロートラインを増設する計画だ。同社グループの合弁会社への投資額は、合弁会社の持分の37.5%となる、約45億円となる見込み。フロートライン増設に伴って追加出資し、持分の約45%を保有する予定だ。

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