ニチコン 京都府庁に太陽電池と蓄電設備を組み合わせたEV用充電器を設置

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電子部品メーカーのニチコンは、京都府庁に、太陽電池と蓄電設備を組み合わせた電気自動車(EV)用充電器を設置した。本充電器は、蓄電部にリチウムイオン電池(10kWh)と同社製電気二重層コンデンサ(80kWh)を搭載したハイブリッド方式を採用し、太陽電池で発電した電力を効率的に蓄電し、EVの充電用の電力として使用するシステム。EVへの急速充電は、太陽電池によるエネルギーだけで賄えるが、蓄電が足りない場合は、電力会社からの電力を利用する。また、本システム1基で、急速充電1台、普通充電2台の合計3台のEVの充電を行うことができる。

京都府は、2009年3月に国から「EV・PHVタウン」に選定されており、「電気自動車等普及促進計画」を策定するなど、EVの普及に向けた取り組みを推進している。3月には、EV用急速充電器を6基、200Vコンセントを9基設置し、本年度は、本充電器を含め、太陽光発電付き急速充電器8基の設置を予定している。京都府は、当面、EV用充電インフラの利用を無料にして一般に開放する。

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