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カワサキプラントシステムズ 木質バイオマスガス化発電の実証試験を完了

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カワサキプラントシステムズは、高知県仁淀川町が取り組むバイオマス実験事業において、自社開発の木質バイオマスガス化発電システムおよびペレット製造設備を使った実証試験を完了したと発表した。実証実験は、2007年4月より3ヵ年かけて行われたもので、同社は仁淀川町より委託を受け、実験事業の中核となるプラントを設置し、操業を担当した。本プラントには、木質バイオマスによる小規模分散型としては世界初となる流動層ガス化・ガスタービン発電設備を設置するとともに、同社が開発した流動層ガス化炉とガスタービンによる低カロリーガス燃焼技術を適用した独自のシステムを採用した。

本プラントでは、木質バイオマスを流動層ガス化炉にて約650℃で熱分解によりガス化し、多量のタール成分を含む生成ガス(COとH2)をそのままガスタービン燃焼器に導入してガスタービンによる発電を行った。従来、タール成分は、処理が困難なことから除去または分解されていたが、そのまま燃料として有効利用しているため、同規模の直接燃焼・蒸気タービン発電方式に比べ約3倍の高効率発電が可能で、小規模なバイオマスを利用できるという。

実証実験を通じて、本プラントは安定して操業できることが確認された。ガス化発電設備の発電電力は150kWで、発電効率は15%。ペレット製造設備で年間約600tのペレットを製造し、重油代替燃料として地域の4施設に供給している。これらのバイオマスエネルギーの利用により得られるCO2削減効果は、年間約800トンに相当すると試算している。

本実験事業は、仁淀川町がNEDOから「バイオマスエネルギー地域システム化実験事業」として委託を受け実施された。仁淀川町では、実験事業終了後もバイオマス事業として、バイオマスガス化発電設備およびペレット製造設備の操業を継続していく方針だ。

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