カワサキプラントシステムズ ドイツの工場向けセメント排熱発電設備を受注

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川崎重工グループのカワサキプラントシステムズは、ドイツの工場向けに、本格的な設備としては欧州初となるセメント排熱発電設備を受注したと発表した。本設備(発電出力約6800kW)の導入により、セメントプラントの排ガスを有効活用し、プラント全体の電力消費量の約30%を賄うとともに、年間約4万tのCO2削減効果を創出する。稼動開始は2012年春の予定。ドイツをはじめとするヨーロッパでは、EUの環境規制強化などにより省エネ・環境製品に対する関心が高まっている。

今回受注したセメント排熱発電設備は、セメント製造の焼成工程で発生する排ガスの熱を排熱回収ボイラで回収し、蒸気タービンにより発電を行うもの。経済性と環境効果が高く、日本国内の大型セメントプラントの大部分に設置されており、中国を中心とするアジア地域でも導入するケースが増えている。

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