三菱商事 世界最大級の太陽光発電所をタイに建設、太陽電池はシャープ製

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三菱商事は、100%子会社であるDiamondGeneratingAsiaLimited(DGA社)を通じて、香港の電力会社、タイの大手独立発電事業者(IPP)と共同で、タイで世界最大級となる太陽光IPP事業に乗り出すと発表した。3社は、共同出資したNaturalEnergyDevelopmentCo.Ltd.(NED社)を事業主体として、発電容量73MWの太陽光発電所をタイのロッブリ県に建設し、全発電量をタイの電力公社であるEGATに25年間売電する事業を行う。発電所の建設における総事業費は約220億円。今年7月中に着工し、2011年末までの発電開始を予定している。

本案件では、温度特性に優れるシャープの薄膜太陽電池モジュールが採用された。発電所の建設にあたり、NED社は、シャープ、タイ最大手の建設会社、タイの設計会社の3社コンソーシアムと、プラント設計・機器調達・発電所の建設を一括して発注するEPC契約を締結するとともに、アジア開発銀行およびタイ商業銀行と融資契約を締結した。タイは、2022年までに全エネルギーの20%を新エネルギーとする計画で、東南アジアでいち早く政府支援制度を導入するなど、新エネルギー普及政策を推進している。

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