産総研 米国研究所と集光型太陽光発電システムの共同実験を実施

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産業技術総合研究所は、アメリカの国立再生可能エネルギー研究所と共同で、日米両国で同一の集光型太陽光発電システム(CPVシステム)を設置し、発電性能の実証実験を行う。異なる日照条件で発電性能を比較することにより、システムの発電量を正確に予測する評価方式を開発し、評価技術の確立・標準化を目指す。2010年内に日米両国のシステムを完成させ、2011年1月より性能評価方法の開発を開始。実証期間は最長5年間の予定だ。

CPVシステムは、レンズを用いて自然太陽光を500倍以上の光強度に集め、小面積の太陽電池によって発電させる効率的なシステム。太陽光発電の普及が進むなか、同システムも普及・拡大が進んできたが、天候に左右されやすいため発電量が予測しづらいこと、太陽電池の評価方法が統一されていないため測定精度が低いことなどが難点だった。

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