東京都 下水汚泥用焼却炉など水道事業における新技術を開発
東京都は、民間企業とともに、水道事業において、地球温暖化対策に貢献できる新技術を開発したと発表した。今回開発したのは、下水汚泥焼却時の温室効果ガスを大幅に削減できる「ターボ型流動焼却炉」と「下水汚泥の脱水を効率的に行う技術」、「光ファイバーを利用した水位検出システム」の3技術。
東京都では、下水の処理過程で発生する年間約120万トンの汚泥を、濃縮、脱水、焼却しており、汚泥の焼却時には、大量に排出されるCO2やN2O(一酸化二窒素)等の温室効果ガスの削減が課題となっていた。「ターボ型流動焼却炉」は、従来の燃焼に比べて、N2Oは50%以上、CO2は補助燃料使用量削減により10%以上、電力量削減により40%以上削減できる。同技術は、都の水道局と月島機械、三機工業による共同開発。
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