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Jパワー・NEDO 石炭ガス化複合発電に最適なCCS技術の開発に着手

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Jパワー(電源開発)とNEDOは、共同で、石炭火力発電所からCO2を回収・分離・貯留する技術(CCS)の確立に向けて、実験を開始すると発表した。Jパワーの若松研究所に設置されているEAGLE(酸素吹石炭ガス化パイロット試験設備)において、国内初となる石炭ガス化プロセスから物理吸収法を用いたCO2分離回収試験を中心とする「革新的CO2回収型石炭ガス化技術開発」に着手する。本物理吸収法は、次世代型石炭ガス化複合発電(IGCC)との組み合わせに適したなCO2分離回収技術で、発電プラントへの適用可能性やエネルギーロスの低減を目標にシステムの検証を行う。事業期間は2010年度から2013年度までの4年間で、機器を製作・据付し、実証実験を実施する計画だ。

EAGLEは、これまでに、従来の1300℃級ガスタービンの低~中圧プロセス向けの化学吸収法を用いたCO2分離回収試験の実績がある。今回、次世代型IGCC(1500℃超級ガスタービン)を想定した高圧プロセス向けの物理吸収法の試験を実施することにより、世界で初めて、2タイプのCO2分離回収技術の実証試験が可能で、両者を比較検討しながら実証研究を進めていけるパイロット試験設備となるという。

石炭は埋蔵量が豊富でコストが安定しているため、石炭火力発電を中心に、今後とも世界的な需要の拡大が見込まれている。しかし、石炭火力発電は、単位エネルギー当りのCO2排出量が他の化石燃料よりも高いため、経済性と環境性を両立させるための革新的な技術開発が課題とされている。そのなかで、熱効率を向上させたIGCCとCCSの組み合わせによる大幅な発電効率低下を抑える技術の確立が求められている。

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