丸紅 店舗向けショーケース型植物工場を120万円で販売

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丸紅は、飲食店・小売店向けに、店舗の一角で野菜の栽培ができる「立体植物工場」ショーケースの販売およびレンタルを開始する。同社の植物工場システムで採用している有機人工土壌「ヴェルデナイト」を用いて、より手軽に植物工場を導入・設置できる製品として開発したもので、大きさは家庭用冷蔵庫サイズ(幅1280mm×奥行950mm×高さ1905mm)。反射効率を考慮した専用コンテナにより、効率的に野菜を栽培できる環境が整備されている。また、照明ON-OFFスイッチや簡易タイマー等を装備し、自動で日照管理や温度管理を行うため、店舗スタッフは通常業務をしながら、効率的に野菜の栽培をすることができる。販売価格は約120万円で、レンタルサービスも開始する。

植物工場とは、高度に環境制御された閉鎖的または半閉鎖的な空間で、計画的に野菜などの栽培を行う未来型農業生産システム。有休工場の活用や雇用の創出、地域振興、砂漠緑化など、様々な分野・用途での展開が期待されている。丸紅は、昨年12月、ベンチャー企業ヴェルデが開発した有機人工土壌「ヴェルデナイト」を活用した植物工場の販売を開始し、同市場に本格参入した。ヴェルデナイトは、保水性のある「ピートモス」に、保肥性のある「モンモリロナイト」をコーティングしたもので、一般的な培土と比べると、重量は1/10と軽く、10倍の保水力、50倍の保肥力を持つ。

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