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大林組・ジャパンエナジー ビル空調用の中温冷水潜熱蓄熱システムを開発

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大林組とジャパンエナジーは、ビル空調用として、パラフィン系潜熱蓄熱材を用い、中温冷水に対応したタンク式蓄熱システムを共同開発した。同システムでは、潜熱蓄熱材として、生活温度領域(3~30℃)の中で、相変化する温度を任意に設定できるパラフィン系潜熱蓄熱材「エコジュール®」(ジャパンエナジー製)を採用。13~19℃程度の比較的高い温度(中温)の冷水を「エコジュール®」に蓄熱する仕組みにより、設備のコンパクト化、CO2排出量の削減、ランニングコストの低減を実現した。

同システムは、従来の水蓄熱方式と同じ能力を保持しながら、容積を40%に小型化し、屋上や室内で設置が可能なタンク式とした。また、中温冷水利用と蓄熱システムの特長を活かし、コストの安い夜間電力を蓄熱運転に活用することなどにより、蓄熱しない熱源方式と比較すると、約25%のCO2削減、約70%のランニングコスト低減を図ることができるという。

大林組は、同システムを、現在建設中の大林組技術研究所新本館「テクノステーション」(2010年10月完成予定)に設置する予定。乾燥剤(デシカント)を用いて除湿を行うデシカント空調や、天井や床パネル等の表面温度と人体温度との差による放射で人体熱を除去する放射空調などの潜熱顕熱分離型空調と組み合わせて利用したい考えだ。また、ジャパンエナジーは、「エコジュール®」について、空調分野を含め、自動車関連や住宅分野など他の用途でも展開していくとしている。

潜熱蓄熱材とは、液体から固体に、または固体から液体に相変化するときに、蓄熱・放熱する性質を有した物質のことをいう。その中でも、「エコジュール®」は、生活温度領域に対応し、蓄熱量が大きく、安定した性能を長期間保持するなどの特長がある。

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